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2024年9月9日
牛肉の「ミスジ」はどこ部位?その特徴と美味しい食べ方
ミスジは、牛のかた(うで)の部分にある肉。
ミスジは牛肉の希少部位の一つで、肩甲骨の内側に位置する筋肉からとれる部位です。牛一頭から数キロしか取れないため、「幻の部位」とも呼ばれています。名前の由来は、「三つの筋」が通っていることから「ミスジ」と名付けられました。ミスジの肉質は非常に柔らかく、脂肪の入り方も適度で、霜降りが美しいのが特徴です。
【ミスジの特徴と魅力】
かた(うで)の部分は、牛が比較的よく動かす部位なので、筋や筋膜が多く、硬い肉質の部分と柔らかい部分があります。全体的に肉の色は濃く、味も濃いのが特徴です。
ミスジの最大の特徴は、繊細で柔らかい食感と旨味の詰まった肉質です。肩の部位から取れるにもかかわらず、赤身と脂肪が絶妙なバランスで混ざり合い、まるで高級な霜降り肉のようなとろける食感を持っています。適度な霜降りと赤身のバランスにより、脂がしつこくなく、軽やかで食べやすい味わいです。また、赤身部分には肉本来の濃厚な旨味が凝縮されているため、一口食べるたびに口の中に広がる豊かな風味が魅力です。ミスジは、火を通しても硬くならず、非常にジューシーである点も特徴的です。
【ミスジの美味しい食べ方】
ミスジの繊細な風味を最大限に引き出すためには、あまり手を加えず、シンプルに味わうのがおすすめです。
ミスジはステーキとして調理するのに最適です。厚めにカットして、塩と胡椒でシンプルに味付けし、短時間でさっと仕上げるのがポイントです。強火で両面に焼き目を付けた後、少し火を弱めて中まで火を通すと、外は香ばしく、中はジューシーに仕上がります。
また、焼肉にも適していて、焼肉で楽しむミスジは、特に人気があります。網の上で軽くあぶる程度に焼くと、脂が溶けだして口の中でとろける様な食感が味わえます。タレでいただくのも良いですが、ミスジ本来の味わいを楽しむには、塩と胡椒、わさびでシンプルに食するのもおススメです。
ミスジは、希少でありながら非常に魅力的な部位です。繊細で柔らかい食感と、脂と赤身のバランスの取れた風味が、様々な調理法で楽しめます。ステーキや焼肉といったシンプルな調理法でその美味しさを引き出し、家庭でも高級感のある味わいを楽しむことができます。伊萬里牛松尾勝馬牧場オンラインショップでは、ミスジをステーキ用にカットして販売しておりますので、ぜひ味わってみてください。
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